お葬式で後悔しないために、知っておきたい葬儀社の選び方

葬儀を出すときには「葬儀社」に連絡を取ります。
さて、その葬儀社は日本国内に何社あるか、ご存じでしょうか?経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」最新版によると、2018年には葬儀社の事業所数は2400を超えている、ということになっていますが、実際には4000社とも5000社とも言われています。
そんな沢山の葬儀社の中から、1社を選ぶ、というのは至難の業と言えるでしょう。
とはいえ、大切な家族が亡くなった時、最後のお別れのひとときを託せるのは葬儀社だけです。大切な儀式を任せられる安心できる一社を選ぶために知っておきたいポイントを、ご紹介します。
※この記事は、時間的余裕のある方向けの記事です。今日明日にも葬儀を依頼するかもしれないほど差し迫った方向けではないことをご了承いただけますと幸いです。
1.事前に葬儀社の情報を集める
葬儀社は、全国展開しているような大企業もあるにはありますが、サービス提供エリアは限定されている葬儀社が大半です。基本は住んでいる地域でサービスを提供している葬儀社から選びます。
候補となる葬儀社の探し方としては、
- インターネットで検索
この場合は、「東京 葬儀社」のような大きな地域の設定ではなく、「市町村 葬儀社」で検索した方がより求める情報を得やすいでしょう。また、単に「地名 葬儀社」とするだけではなく、「生花祭壇葬 地名 葬儀社」のように、希望する葬儀のスタイルも追加すると、さらに思ったような情報が得られるようになります。 - チラシを意識して見る
ポストに入っているチラシはすぐにゴミ箱行き、という人も多いでしょうが、葬儀社のチラシが入っていたら、捨てる前に一度内容を見て、気になる内容のものがあったら手元に残しておきましょう。 - 参列した葬儀を施行した会社を覚えておく
葬儀社の仕事ぶりを直接目の当りにできるのは、葬儀に参列したときです。良い葬儀だと思ったときは、施行している業者をチェックしておきましょう。
2.複数の葬儀社から見積もりを取る
葬儀社に連絡を取り、見積もりを作成してもらいます。その葬儀社にウェブサイトがあり、問い合わせページやメールアドレスの記載があれば、インターネット上での見積もり依頼も可能ですが、電話で連絡をするとその場で葬儀についての質問ができますし、何より電話に出た人の対応から、どんな会社か伝わってくることもあります。
手元に見積もりがそろったら、それぞれの内容を確認していきましょう。
なお、見積もり依頼をする前に、どこで(葬儀会館または自宅)何人で(大まかでも良いので)どんな葬儀にしたいかを整理し、見積依頼時に伝えるようにしましょう。
また、問い合わせ時の応対で印象に残ったことがあるようでしたら、メモしておきましょう。
3.問い合わせ後の比較
複数の葬儀社に見積もり依頼をし、手元に見積もりが届いたところで、内容を比較します。
その際には、見積金額の総額だけではなく、見積書に含まれる物品・サービスの明細が記載されているか、希望した内容と合致しているかを見ていきましょう。
見積もりは共通の書式があるわけではないので、どの項目が何を表しているのか分からないようであれば、その葬儀社に積極的に質問してみましょう。
葬儀社選びで大切にしたいのは、金額の違いだけではなく、「人」の部分です。葬儀を依頼するとなった時、対応してくれるのはその会社の人です。見積もりの依頼や問い合わせの対応は、決して長い時間ではありませんし、問い合わせ対応スタッフと実際に葬儀を行う際のスタッフは違うかもしれませんが、その対応には会社の方針がにじみ出てくるものです。
「まだ亡くなったわけではないのに葬儀を準備するなんて、縁起が悪い」と思う人は少なくありませんが、葬儀を手伝ってくれたりアドバイスをしてくれるような人がいなくなりつつある現代においては、事前の準備をしておくことで、信頼できる葬儀社選びができ、後悔のないお見送りができるようになります。