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愛媛県にあるお墓の将来の管理で困っている方へ:墓じまいして住まいの近くにお墓を移すという選択【横浜市編】

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親は愛媛県に暮らしており、子供は進学や就職で横浜市内に生活の拠点を持っている…そんな方は少なくありません。
親が元気なうちは何ら問題ありませんが、高齢になって病気がちになったり、介護が必要になる等の理由で、お墓へ頻繁に足を運びづらくなると、将来のお墓の管理に不安が生じます。
このような問題を解決するために、愛媛県にあるお墓を墓じまいし、子供が生活している横浜市へお墓を移す決断をする人が増えています。
本記事では、愛媛県内のお墓を墓じまいし、横浜市内にある住まいの近くにお墓を移す際の具体的な手順やポイントをご紹介します。

 

 

1.改葬(墓じまい)とは?その意義とメリット

改葬(墓じまい)とは、現在あるお墓を整理し、遺骨を他の場所へ移すことです。 墓じまいを行う主なメリットは、以下の通りです。
  • アクセスの利便性向上:将来墓守を担う人(子供世代)の住まいの近くに移すことで、お墓の管理が容易になります。
  • 墓守の負担の軽減
  • お墓維持費の見直し:管理費や修繕費用を合理化できる可能性があります。

2. 改葬(墓じまい)の手順

墓じまいをスムーズに進めるためには、以下の手順を踏まえて進めましょう。

  1. 遺骨を移すための新しいお墓を決める

    改葬(墓じまい) は、遺骨を移す場所を決める必要があります。新しいお墓を選ぶときには、

    • 自宅から近い
    • お参りに行くまでのアクセスが良い
    • 管理の手間が少ない
    • 法要や会食が施設内でできる


    など、希望する条件に合致した場所を選ぶことで、今後の供養の負担を軽減できます。

  2. 墓地管理者への相談
    現在のお墓がある霊園や寺院の管理者に相談します。改葬(墓じまい)を行う旨を伝え、閉眼供養や遺骨移転についての手続きを確認しましょう。
    境内墓地にお墓がある場合は、この時にこれまでお世話になったことへの感謝と、墓守を担う人が愛媛県内に在住しておらず、十分な供養ができない等改葬(墓じまい)に踏み切る事情をお寺様に伝えましょう。
  3. 改葬許可証の申請
    墓じまいには、「改葬許可証」が必要です。この書類は現在のお墓がある自治体で申請します。以下が主な流れです。
    1. 自治体から「改葬許可申請書」を取得。
    2. 現在のお墓の管理者と移転先の墓地管理者双方に証明書を記入してもらう。
    3. 記入済みの申請書を自治体に提出し、改葬許可証を受け取る。
    4. 閉眼供養の実施
    5. 墓石を撤去する前に、菩提寺に依頼して閉眼供養(魂抜き)を行います。この供養は、ご先祖様の魂を古いお墓から取り出し、墓石をただの石にするものです。
    6. 墓石の撤去・整理
      墓石の撤去は、専門の石材店に依頼します。撤去後の墓地は、原状回復が求められる場合が多いため、管理者の指示に従いましょう。
    7. 遺骨の移転・新しいお墓の準備
      改葬許可証を新しい墓地に提出し、遺骨を移します。その際、新たな墓地で開眼供養(墓石に魂をいれる法要)を行ってから、納骨を行います。

3. 墓じまいの費用の目安

墓じまいの費用は、お墓の規模や地域、業者によって異なりますが、大まかな目安は以下の通りです。

  • 墓石の撤去費用:10万円~50万円
    (墓の広さや墓の立地、工事の難易度等により費用は異なってきます。上記は目安として参考にしてください。
  • 閉眼供養の費用:2万円~5万円(僧侶へのお布施としてご用意いただきます)
  • 改葬許可申請費用:数百円(自治体により異なります。申請する自治体に確認しましょう。)
  • 遺骨の運搬費用:1万円~3万円(距離や方法により異なります。)

上記の費用はあくまで目安です。特に、墓石の撤去費用はお墓の大きさや墓地の広さ、墓の立地等により異なります。

4. 改葬(墓じまい)業者の選び方

改葬(墓じまい)を成功させるためには、信頼できる業者選びが重要です。選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。

  1. 実績と信頼性
    過去の施工事例や件数がどれぐらいか確認しましょう。施工件数の多い業者は、自治体や寺院との連携にも慣れています。
  2. 見積もりの明確さ
    費用の内訳が詳細に示されているか確認してください。「撤去費」「運搬費」などが明確で、追加費用の可能性についても事前に説明がある業者が安心です。
  3. 対応の丁寧さ
    墓石を撤去し墓地を返還し、遺骨を新しいお墓に納めるまでフォローしてくれたり、相談時の質問に対する回答が丁寧な業者は信頼できます。問い合わせに対する返信が迅速で適切な、誠実な対応をしてくれる業者を選びましょう。
  4. 社会的な評価基準
    石材店を評価する公的な基準はありませんが、上場企業は市場の審査基準以上の高い安定性・将来性が認められていること、決算報告等で企業の状況が把握できることから比較的安心できると言えます。
    インターネットで業者を探すときには、ウェブサイトの下部にある「運営会社」ページを確認し、そこに記載されている企業名を検索して、どのような企業が運営しているのか確認しましょう。

5. 横浜市内のお墓の種類

横浜市内には、一般的なお墓はもちろん、永代供養墓や樹木葬、納骨堂等幅広い選択肢があります。条

  1. 一般墓
    墓地に墓石を建てる、従来からあるお墓です。墓地の広さや墓石の大きさ・種類・加工・彫刻等により価格は異なります。納骨室が比較的大きいので、古いお墓から移す遺骨が多く、かつ今後も家族でお墓を使いたいと考えている人に最適です。
    横浜市営霊園(令和6年は募集なし)、民営霊園、境内墓地いずれでもこのタイプのお墓を建てることができます。

    横浜市旭区にある横浜聖地霊園

  2. 樹木葬
    自然の中で眠ることをコンセプトにしたお墓です。将来的に後継ぎがいなくなった場合の永代供養を約束している、自然志向の方に人気があります。一人あたりの費用負担は少ないものの、改葬(墓じまい)でたくさんの遺骨を移す場合、遺骨の数だけ費用が必要となるため、結果的に負担が大きくなる可能性もあります。

    民営霊園にはさまざまな樹木葬があります。横浜市営の墓地にも、メモリアルグリーンの合葬式樹木型納骨施設があるほか、令和8年より供用開始予定の舞岡霊園でも合葬式樹林型納骨施設が設置されます。
    なお、「樹木葬」というと時間が経つにつれ自然に還れるものを期待する方が結構いらっしゃるのですが、横浜市内で多いのは納骨室の傍に樹木を植えたり、樹木の傍に骨壺または納骨用の容器に遺骨を入れたものを埋蔵するものなので、「イメージと違う」とがっかりしてしまうかもしれません。



  3. 納骨堂
    屋内に遺骨を納め天候に左右されずお参りができる利点があります。ロッカー式、仏壇式のほか、従来の墓石を前にお参りができる自動搬送式など、さまざまなタイプがあります。費用は10万円程度から利用可能なところもありますが、納める遺骨の数に比例して費用がかかるところもありますので、希望の納骨堂がどのような価格体系か確認が必要です。
    また、価格が抑えめのものは、一定の納骨期間を過ぎると合祀されるものもあります。将来のご遺骨の行先が気になる方は、きちんと確認することをお勧めいたします。
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  4. 永代供養墓
    経営主体が永代にわたり供養を約束する墓で、後継者がいない方でも利用できます。一人から申し込み可能ですが、他の遺骨を一緒に納骨されてしまったり、骨壺のまま納骨するタイプの永代供養墓でも家族が離れた場所で納骨される場合もあります。家族の遺骨はまとめてちかくに納骨してほしい場合は、一つの納骨室を一つの家族で使用できるタイプの永代供養墓を選択すると良いでしょう。

    横浜聖地霊園の永代供養墓「合掌の碑」

 

6. 愛媛県から横浜市への墓じまいは計画的に

改葬(墓じまい)は、精神的にも時間的にも負担がかかる作業ですが、住まいの近くにお墓を移すことで、お参りに行きやすくなり、経済的・体力的な負担を軽減できます。
ただ、新しいお墓を用意し、役所手続きをすませ、工事を行い、 新しいお墓に遺骨を移すためには、ある程度の時間がかかります。
また、長く守ってきたお墓を改葬(墓じまい)する場合、お寺や親戚など、関係する人が多いので、墓守の一存で進めようとするとトラブルになります。
十分に時間をとって、お墓に関わりのある人々へ説明をし、状況を理解してもらったうえで進めることをお勧めします。

 

株式会社ニチリョクは、首都圏に宗旨宗派不問の霊園を中心に一般墓・永代供養墓・樹木葬・納骨堂を取り扱っているとともに、墓じまいも全国どこでも対応可能です。

愛媛県にお墓を持つ方で横浜市への移転をお考えでしたら、お墓探しから墓じまいまでシームレスに対応可能な株式会社ニチリョク「ニチリョクの改葬・墓じまい」にご相談ください。
皆様のご相談にきめ細かに対応いたします。

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