国民生活センター(PIO-NET)に1年で寄せられる相談は約1300件。このうち、その半分弱を占める約600件が葬儀関連の相談です。その相談内容を見てみると、事前に葬儀について知っていたら防げたのでは、と思われることが少なくありません。
そこで、葬儀トラブル回避のために、知っておくべきたった1つのことをご紹介します。
葬儀トラブル回避のために、やっておくべきたった一つのこと
葬儀トラブル回避のために、やっておくべきたった一つのこと。それは
「葬儀社に相談をする」
です。
なぜ、葬儀社に葬儀について相談することが、葬儀のトラブル回避につながるのでしょうか?
それは、葬儀トラブルの大半が「葬儀を知らないこと」が原因だからです。国民生活センターのウェブサイトに掲載されている葬儀関連の相談内容を見ると、葬儀について事前に学んでいたら防げたであろうと思われるものが少なくありません。
何も知らずに、ぶっつけ本番で葬儀を出すよりは、事前に葬儀について学び、どのような葬儀が出したいのかを整理し、葬儀社にお願いしたい事、伝えたいことを確実に伝え、提案されたことに適切な判断ができるよう、備えておいた方が、後悔のない良い葬儀にできるはずです。
相談のしかた…どこに頼む?
葬儀の相談は「葬儀社」に頼みます。なぜなら、葬儀の手配を行う葬儀社が、一番葬儀について詳しいからです。
かつては、近所の人や親戚の人が手伝って葬儀を出していましたが、今は遺族だけで葬儀を出すことが殆どなので、地域のしきたりやお寺さんの手配など、分からないことを聞く宛てがありません。一方、葬儀社はさまざまな規模の葬儀を手掛けているので、葬儀に関する知識・経験共に豊富です。
事前相談は、どの葬儀社でも受け付けてくれるものですが、断られるのが心配な場合は、株式会社ニチリョク愛彩花(http://www.aisaika.com/flow/befor.html)のように、事前相談に対応することを明記している葬儀社を探して依頼すれば安心ですね。
また、葬儀の相談をしたからといって、葬儀を依頼しなければいけないというわけではありません。複数の葬儀社に事前相談をして、比較検討をするのも良いでしょう。
相談のしかた…何を聞く?
葬儀のことを知るために、相談をするのですが、「何が分からないのか分からない」という方もいらっしゃることでしょう。
そのような方のために、質問例を以下に挙げます。「これは聞いてみたいな…」というものがあったら、相談のきっかけとして、投げかけてみてください。
葬儀の事前相談での質問例
- 家族葬とはどんな葬儀ですか?
- 直葬とは何ですか?
- 一般葬・家族葬・直葬の違いは何ですか?
- 利用できる葬儀式場はどこですか?
- 火葬場はどこを利用するのでしょうか?
- 葬儀の費用はどれぐらいかかりますか?
- 葬儀に必要なものは何ですか?
- 前もって用意できることはありますか?
- お寺さんへのお布施はどうしたらよいでしょうか?
- 自宅の近くに葬儀が出来る場所はありますか?
- 遠方の親戚が葬儀に参列する場合、どこで葬儀をするのが良いでしょうか?
- 自宅で葬儀はできますか?
「こんなこと聞いても大丈夫かな…」と不安に思うこともあるかもしれませんが、葬儀社のスタッフは、葬儀の相談や打ち合わせでさまざまな人に出会っているので、どんな質問に対しても、丁寧に答えてくれるはずです。話をしているうちに、信頼できるスタッフにも出会えることでしょう。
葬儀のトラブルを未然に防ぎ、後悔のない葬儀を実現するために欠かせない葬儀の事前相談。元気なうちに、取り組んでみてください。