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仏壇の意味・種類・費用・必要なもの・買うタイミング…仏壇を選ぶときに知っておきたいことを解説します

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最近は、家族が亡くなってから「仏壇を買わなければいけないな」と思い始める人が増えてきています。 でも、実は仏壇は家族が亡くなったから買うものではない、ということをご存じでしょうか? この記事では、仏壇の意味や種類、価格帯、仏壇に必要なもの、仏壇を買う時期についてご紹介します。

 

 

仏壇とは何か?

仏壇とは、仏様を祀り、日々の信仰の場となる場所です。
最近では、家族が亡くなった後に位牌を置く場所と捉えている方も少なくないようですが、本来はお寺の本堂の小型版であり、家で仏教の祭祀を行う場所です。 ご本尊(仏像や掛け軸)、位牌、供物を置き、日々の供養を行います。
また、法要やお盆、命日などの際には、家族が集まり、故人を偲ぶ場となります。

重厚なものからおしゃれなものまで…仏壇の種類

仏壇には、大きく分けて以下のような種類があります。

  1. 1: 金仏壇
    金仏壇は、浄土真宗で用いられることの多い仏壇で、檜・杉・松・欅などの高級木材を用い、内側は金箔、外側は漆塗りで仕上げられた仏壇です。
    寺院の本堂を模した造りになっており、荘厳な雰囲気を持っています。
  2. 2:唐木仏壇
    唐木仏壇は、材質は檀や紫檀、鉄刀木、桑、桜といった、重い木材が使用された仏壇です。
    木目の美しさを活かした重厚な風合いが特徴です。金による装飾はありません。
  3. 3:モダン仏壇
    近年人気を集めているのが、モダン仏壇です。
    「家具調仏壇」とも呼ばれています。
    現代の住宅事情にあわせた洋室でもなじむデザインのものが多く、近年人気を集めています。
    コンパクトなサイズのものが多いため、限られたスペースでも設置しやすいのが特徴です。
  4. 4:上置き仏壇
    タンスやサイドボードに置くことができる小型の仏壇です。
    スペースの余裕がない家でも置けるので、老人ホームに引っ越しする際に上置き仏壇に買い替える方もいらっしゃいます。

 

 

仏壇の価格帯

仏壇の価格は、種類や材質、サイズによって大きく異なりますが、目安としては下記のとおりです。

  • 小型のモダン仏壇*(上置き仏壇):3万円~
  • 一般的な唐木仏壇:10万円~
  • 金仏壇:50万円~
  • 特注品や高級仏壇:200万円~

価格の違いは、素材や製造方法、装飾の精巧さによって決まります。必ずしも高価なものが良いというわけではなく、自分のライフスタイルや供養の考え方に合ったものを選ぶことが大切です。

 

 

仏壇に必要なもの

仏壇は、それだけ購入すれば良いのではなく、その中に飾る本尊や仏具、供物を供えるための器が必要です。

  • ご本尊:宗派に応じた仏像や掛け軸を安置します。
    ご本尊の両側に、宗派の開祖や影響のある僧侶の像「脇仏(脇侍)」を配置することもあります。
  • 位牌:故人の戒名や名前を記した木製の札です。葬儀のときには白木で作られたものを供え、四十九日までに漆塗りの本位牌を用意するのが一般的です。
  • 仏具:火立て(ろうそく立て)・香炉・花立といった具足、おりん、お水を供える茶湯器、ご飯を供えるための仏飯器があります。

仏具は、仏壇とセットで販売していることもありますが、別途購入する必要がある場合もあります。宗派によって必要な仏具や飾り方が異なるので、購入時に仏壇店に確認するとよいでしょう。

 

 

仏壇を選ぶときに気を付けるべきこと

仏壇を選ぶ際には、以下のポイントを踏まえておくことをお勧めします。

  1. 1: 宗派に合った仏壇を選ぶ
    仏壇の形やご本尊は、宗派によって違いがあります。例えば、浄土真宗では金仏壇が一般的であり、他の宗派では唐木仏壇が多く使われます。
    菩提寺がある場合は、購入前に相談し、何が必要なのか確認すると安心です。
  2. 2: 設置場所の確認
    仏壇を置くスペースがどれくらい確保できるかを考えましょう。
    仏間があれば問題ありませんが、最近の住宅には仏間は設けられていないことが多いです。リビングや寝室、棚等に置くことを想定したサイズやデザインの仏壇を選ぶのも一つの方法です。
  3. 3: 予算を決めておく
    仏壇は安いものは数万円~ありますが、高価格帯ののもあるため、事前に予算を決めておくと選びやすくなります。
    また、仏具やお位牌などの追加費用も考慮しておくと、予算オーバーを防ぐことができます。
  4. 4:ライフスタイルと供養の調和
    昔ながらの伝統的な仏壇にこだわるのも良いですが、最近は現代的な住宅の内装に馴染むモダン仏壇も人気です。
    家族が日常的に手を合わせやすいデザインを選ぶと、供養の習慣が定着しやすくなります。
  5. 5: 購入後のアフターサービス
    仏壇は長く使うものなので、購入後のメンテナンスや修理が可能かどうかも確認しておきましょう。
    特に、漆塗りや金箔加工の仏壇は、経年劣化をしても、修理をすることで長期間きれいにお祀りすることができます。

 

 

仏壇を購入するタイミング

そもそも仏壇は家の中のお寺なので、家族が健在であっても購入して問題はありませんが、傾向としては以下のタイミングで購入されることが多いです。

  • 四十九日法要の前後:故人を供養するために、四十九日法要に合わせて用意する家庭が多いです。
  • 住環境が変わった時:転居した際に、新居に合わせて仏壇を購入することがあります。
    また、老人ホーム入居の際には、居室がこれまでよりも狭くなることが多いため、部屋における仏壇に買い替える方がいらっしゃいます。

仏壇は、供養の場であるとともに、家族の心の支えとなる存在です。
購入する際は、宗派、設置場所、予算、デザイン、アフターサービスなどを総合的に考え、自分や家族に合ったものを選びましょう。
無理に高価なものを選ぶ必要はなく、大切なのは供養をする気持ちです。自分と家族に適した供養の形につながる仏壇を選びましょう。

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