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東京・横浜・名古屋・大阪などの大都市圏で「お墓」を探すなら納骨堂? 後悔しない選び方を徹底解説

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近年、特に東京や横浜、名古屋といった大都市圏で納骨堂を選ばれる方が増えています。

「都心でお墓を探しているけど、都内のお墓は高い…」「実家のお墓が遠くてお参りできないので、家の近くにお墓を移したい」「子供に負担をかけたくない…」そういったお悩みをお持ちの方にとって、納骨堂は魅力的な選択肢の一つです。

ですが、「納骨堂ってどんな種類があるの?」「一般のお墓とどう違うの?」「費用はどれくらいかかるの?」など、まだまだ情報が少なく、漠然とした不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、東京をはじめとする都心部で納骨堂が人気を集めている理由から、その種類、一般墓との違い、そして後悔しない納骨堂選びのポイントまで、包み隠さずお伝えします。
この記事を最後までお読みいただければ、納骨堂の全体像が明らかになり、ご自身やご家族にとって最適な選択をするための道筋が見えてくるはずです。
東京・横浜・名古屋等都市部で納骨堂をお探しの方はもちろん、新たなお墓の形を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

東京・都心で「納骨堂」が選ばれる理由【その人気、徹底分析】

まず、「なぜこんなに東京や都心部で納骨堂が人気なの?」という疑問にお答えしましょう。納骨堂が選ばれる主な理由は以下の通りです。

圧倒的なアクセスの良さ
東京や都心部にある納骨堂の多くは、駅から徒歩圏内、あるいはバス便が非常に便利な場所に位置しています。
例えば、港区赤坂にある『威徳寺赤坂一ツ木陵苑』は、赤坂見附駅から徒歩2分、赤坂駅から徒歩5分と複数の駅から徒歩圏という立地にあります。
これは、地方にある実家のお墓になかなかお参りに行けない方や、高齢になって移動が大変になった方にとって、大きなメリットです。
仕事帰りやお買い物のついでに気軽に立ち寄れるのは、納骨堂ならではの魅力と言えるでしょう。
承継者問題をクリアしやすい(永代供養付きが多い)
少子高齢化や核家族化が進む現代、「お墓を継ぐ人がいない」「子供に負担をかけたくない」といった承継者問題は深刻です。
多くの納骨堂は永代供養(施設の管理者が永代にわたって供養・管理を行ってくれる)が付いているため、後継者がいなくても安心して利用できます。
これも、東京で墓じまいを検討し、新たな供養先を探している方にとって、納骨堂が魅力的な選択肢となる大きな理由です。
管理の手間がほとんどかからない
一般のお墓は、お墓の掃除や草むしり、定期的な点検など、維持管理に手間がかかります。
しかし、納骨堂は施設側が清掃やメンテナンスを行ってくれるため、利用者自身がお手入れをする必要がありません。
さらに、威徳寺赤坂一ツ木陵苑のように、参拝口に花と水とお香が備えられているところであれば、お供え物を持っていく必要もありません。
遠方に住んでいる方や、お墓の管理に時間を割くのが難しい現代のライフスタイルに非常に合っています。
一般墓より費用を抑えられる可能性がある
都心部で一般の墓地を購入し、墓石を建てるとなると、数百万円単位の費用がかかることが珍しくありません。
一方、納骨堂は一般墓に比べて初期費用を抑えられるケースが多いです。
特に東京の地価を考えると、比較的安価に利用できる点は大きな魅力と言えるでしょう。
ただし、種類や立地によって費用は大きく変動するため、事前の確認が必要です。
天候に左右されずにお参りできる
屋内に設置されている納骨堂が多いため、雨の日や暑い日、寒い日でも快適にお参りできます。これも、特に高齢の方にとっては嬉しいポイントです。
これらの理由から、東京や都心部にお住まいの方、あるいは地方から都心への引越しを機に供養の形を見直したい方にとって、納骨堂は現実的かつ魅力的な「お墓」の選択肢として選ばれています。

これだけある!知っておきたい「納骨堂」の種類

「納骨堂」と一口に言っても、実は様々な種類があります。
それぞれに特徴があり、雰囲気や利用方法、費用も異なります。
ご自身の希望やライフスタイルに合わせて、最適な種類を選ぶことが重要です。
主な種類をご紹介しましょう。

ロッカー式納骨堂
コインロッカーのような棚に骨壺を安置する種類です。
比較的コンパクトなスペースで、個別の参拝スペースがない場合や、共有の礼拝室でお参りする場合が多いです。
  • メリット: 初期費用が抑えやすい、スペースを取らない。
  • デメリット: 個別のお参りスペースがない場合が多い、簡素な印象。
自動搬送式納骨堂(マンション型納骨堂)
近年、東京や横浜、名古屋など大都市圏を中心に増えています。
参拝口や寺務所に設置されたカードリーダーなどで操作すると、コンピューター制御で参拝口まで厨子(ずし)が自動的に搬送されるシステムです。
威徳寺赤坂威徳寺陵苑や、名古屋の興安寺大須陵苑がこのタイプにあたります。
  • メリット: 非常に利便性が高い(駅チカ)、プライバシーが保たれる、最新設備でセキュリティが高い、天候に左右されない。
  • デメリット: 機械的な印象、参拝時間に制限がある場合がある、初期費用が比較的高め。
位牌式納骨堂
位牌を仏壇のように並べて安置する種類です。
位牌の裏などに骨壺を安置する形や、一定期間後に合祀墓に移される形などがあります。
お寺の本堂などに設けられていることが多いです。
  • メリット: 仏教の儀式に近い感覚でお参りできる、比較的費用が抑えやすい場合がある。
  • デメリット: 個別のスペースは限られる、他の利用者と一緒になる場合がある。

これらの種類の中から、ご自身の予算、求める雰囲気、お参りのスタイルなどを考慮して選ぶことになります。
見学する際には、それぞれの種類がどうなっているのか、実際に確認することが大切です。

「一般墓」と「納骨堂」の違いを徹底比較【メリット・デメリット】

さて、ここまで読んでみて、「結局、屋外にある一般的なお墓とどう違うの?」と感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、いわゆる一般な墓(以下「一般墓」)と納骨堂の主な違いと、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

項目 一般墓(外墓地) 納骨堂(屋内墓所含む)
設置場所 屋外の墓地 屋内(お寺や霊園の建物内、都心のビルなど)
所有権 墓地の「永代使用権」(土地を借りる権利)を取得 納骨堂の「使用権」を取得(通常、期間契約や永代使用契約)
承継者 必要(原則として子孫が代々承継) 不要(多くは永代供養付きで、承継者がいなくても施設側が供養・管理してくれる)
管理 使用者が清掃・管理を行う必要あり(霊園が共用部管理) 施設側が清掃・管理を行う(年間管理費に含まれる)
アクセス 郊外に多い、車が必要な場合も 都心や駅チカに多く、公共交通機関でアクセスしやすい
費用(初期) 永代使用料+墓石代(高額になる傾向) 永代供養料や使用料など(一般墓より抑えられる場合が多いが、種類や立地で大きく異なる)
費用(維持) 年間の管理費(数千円~数万円) 年間の管理費、契約期間がある場合は更新料などが発生することも
お参り 天候に左右される、清掃してからお参り 屋内なので天候に左右されない、手ぶらでお参りできる、参拝時間に制限がある場合も
デザイン 墓石のデザインや彫刻の自由度が高い 施設の規則に沿った形式、個別の自由度は限られる場合が多い
プライバシー 基本的に個別スペース 種類による(個室や自動搬送式はプライバシー確保、ロッカー式や位牌式は共有スペース)
撤去・移動 墓じまいの手続きが必要、費用がかかる 納骨期間終了後に合祀墓等に移されるのが一般的

一般墓のメリット

  • 伝統的なお墓の形を守れる。
  • 家族の絆やルーツを感じやすい。
  • 墓石のデザインや彫刻の自由度が高い。
  • 広々とした空間でお参りできる。

一般墓のデメリット

  • 初期費用が高額になりやすい。
  • 維持管理の手間がかかる。
  • 遠方だとお参りが大変。
  • 承継者が必要。
  • 墓じまいの負担が大きい。

納骨堂のメリット

  • 都心や駅チカなどアクセスが良い場所が多い。
  • 清掃や管理の手間がほとんどかからない
  • 永代供養付きが多く、承継者がいなくても安心。
  • 初期費用を抑えられる可能性がある。
  • 天候に左右されず快適にお参りできる。
  • セキュリティがしっかりしている施設が多い。

納骨堂のデメリット

  • 個別のお参りスペースが限られる種類がある。
  • 形式やデザインの自由度が低い種類がある。
  • 他の利用者と同じ空間でお参りする場合がある。
  • 契約期間が設けられている場合や、将来的に合祀される可能性がある。
  • お墓というより「ロッカー」や「仏壇」といった感覚を持つ人もいる。

どちらにもメリット・デメリットがあり、「どちらが優れている」というものではありません。
ご自身やご家族が「お墓」に何を求めるのか、何を重視するのかによって、最適な選択は変わってきます。
特に東京でお墓を探す際には、これらの違いをしっかりと理解した上で検討を進めることが大切です。

後悔しない「納骨堂」選びのためのチェックポイント

ここまで、納骨堂が人気の理由や種類、一般墓との違いについてお伝えしてきました。
いざ「納骨堂にしよう!」となった際に、数多くの施設がある中で、後悔しないための選び方のポイントをここではご紹介します。

  • 必ず「見学」に行くこと:
    パンフレットやウェブサイトの情報だけでは分からないことがたくさんあります。
    施設の雰囲気、清潔感、お参りスペースの使い勝手、他の利用者の様子など、実際に足を運んでご自身の目で確かめることが何よりも重要です。
    周辺に複数の施設がある場合は、第一候補以外の施設も合わせて見学し、比較検討することをおすすめします。
  • 「アクセス」を実際に確認すること:
    『駅チカ』と謳っている納骨堂は多くあるものの、駅から遠回りが必要だったり、急な坂道や階段があったりすることもあります。
    実際に最寄り駅から歩いてみて、自宅からの所要時間や乗り換えの便、駐車場があるかなども含めてアクセスの良さを体感しましょう。
    将来、高齢になった際にも無理なくお参りできるか、想像してみることが大切です。
  • 「費用」の総額をしっかり確認すること:
    「初期費用〇〇万円〜」と書かれていても、それだけで全てが済むわけではありません。
    永代使用料、彫刻料、年間管理費、将来的な合祀費用や更新料など、全てを含めた総額で比較検討することが重要です。
    曖昧な点は遠慮なく担当者に質問し、書面で確認しましょう。
  • 「永代供養」の内容と期間を確認すること:
    永代供養付きといっても、施設によって内容は異なります。
    「永代にわたって個別のスペースで安置してくれるのか」「一定期間(例:33回忌までなど)が過ぎたら合祀されるのか」など、最も気になる部分です。
    ご自身の希望に沿った永代供養の内容・期間であることをしっかりと確認しましょう。
  • 施設の「雰囲気」と「安心感」を重視すること:
    清潔で明るいか、静かで落ち着いた雰囲気か、担当者の対応は丁寧かなど、見学時に感じる直感を大切にしてください。
    永くお世話になる場所ですから、気持ちよくお参りできる環境であること、運営主体の信頼性が高いことは非常に重要なポイントです。
    寺院の納骨堂であれば、お寺の宗派や考え方なども合うか確認すると良いでしょう。
  • 契約内容を隅々まで確認すること: 使用規定、管理費の支払い方法と滞納した場合の対応、解約時の取り決めなど、細かい部分もしっかりと確認しましょう。
    不明な点は必ず質問し、納得した上で契約することが後悔しないためには不可欠です。
  • ご家族や親族としっかり話し合うこと:
    たとえ永代供養付きの永代供養付き納骨堂であっても、お墓のことは家族にとって大切な事柄です。
    一人で決めずに、配偶者やお子様、兄弟など、関係する方々と十分に話し合い、理解を得ておくことが、後々のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。
    納骨堂を求めたい地域の周辺にお住まいの親族がいる場合は、一緒に見学に行くのも良いでしょう。

これらのポイントを踏まえ、焦らずじっくりと比較検討することで、ご自身にぴったりの納骨堂を見つけることができるはずです。
もし分からないことや不安なことがあれば、施設の担当者や私たちのような専門家に遠慮なくご相談ください。

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